



あるホテルのロビーで、一人の女性と待ち合わせをした。
竹原久美30歳、東京都内で働く普通のOL。
この日、この一人の女性の人生が大きく変わった・・・
岩手県出身の久美は12年前、東京の短大に通う為に上京してきた。
短大卒業後は、北区にある小さな精密機器のメーカーに勤めた。
製品管理が彼女の仕事だった。
彼女の勤務ぶりは見事なものだった。無遅刻・無欠席を
初入社したその日より続けているのだ。約10年間も。
短大でも授業は全て無欠席。
成績もドイツ語を抜かせば全てAだった。
そんな久美は社内の勤務優秀者に3度も選ばれている。
「真面目」が久美のモットーだった。
久美は同僚と付き合い始め、彼と付き合って7年目になる。
実は彼とはまだ結ばれていない。そう彼女は未だに男性経験がないのだ。
「結婚するまで処女は大切に守りたい」
それも久美のモットーであった。
しかし、その心とは裏腹に
「私は真面目なんかじゃないです。処女を守りたいのではないです。
何ていうか・・・失いたいんです。無理やり・・・」
これが久美の本音という夢であった。
真面目な久美の中でこれこそが、人とは違う劣等感であった。
そう、自分がマゾ的な人種だというが・・・。
7年間も付き合っているので、彼の事はなんでも知っている。
その上で・・・彼とは生涯うまくいく事はないと思っています。
彼はマゾである私を受け入れてくれない。
でも彼を裏切れない。

そして、遂に彼女は結論を出した。
結婚が決まっていた久美は彼と「別れる」決意をしたのだ。
そして、その決意と同じくして・・・マゾとしての道を選んだ。
長い間、久美とはメールでのやり取りが続いていたが、。
いきなり久美が「会いたい」と言い出した。
「私を縛ってください。石田さんの奴隷にして下さい。
彼が知っている私を汚してほしい・・・」
久美は会社の制服を着たまま約束のホテルに来た。
真面目がモットーの久美が会社に嘘をつき、
昼休みを入れて・・・2時間の時間を作った。
私を沢山縛ってほしい・・・妄想と現実が交差する彼女の願い。

2時間という限られた時間の中で
久美は本当のマゾとして開花していった・・・
そして、久美は会社に戻って行った。
「初めて縛られました。
石田さんの問いかけに返事が出来ないほど頭の中が真っ白でした・・・
処女であることを石田さんに黙っていてすみません。
でも、今まで体験したことがない快楽を私は知る事が出来ました。
緊張で何がなんだか・・・はっきり覚えていません。
でも、後悔はしていません。
素敵な時をありがとうございました。」